食事制限には糖分が問題となるだけに、
娘が持ってきてくれるかぼちゃの煮つけには驚いた。
絶対に血糖値を上げるだろうと思いきや、
大量の食物繊維があるため糖の吸収を抑える役割があるのだという。
定期的に持ってきてくれる娘の定番メニューなのだが、
未だに食べる際はおっかなびっくり。
血液検査に影響が出ないかどうか心配になるのだ。
糖尿病性の腎炎の方でも普通に食べて良い項目に含まれているので、まず問題はないと思う。
ただ、どんな食事であっても、偏食は厳禁。
かぼちゃだけ食べれば健康になるなんてことは無いだろう。
冷凍ディッシュを用意しながらも、娘がちょこちょこ手料理を持ってきてくれるのも、
同じものを食べ続けてはいけない、美味しいものを食べさせたい…
という娘なりの優しさゆえだろう。
感謝でいっぱいだが、なかなか「ありがとう」を言えない自分が情けない限りだ。
日本人は古来から、道端に生えているものからでも
身体に良いとされている野草を用いて、
現代よりも健康的な生活を送っていたのかも知れない。
こんなことを考えたのは、娘がくれたよもぎ生活という粉末飲料をくれたことに始まる。
よもぎは今でも見かける野草の一つ。
漢方などにも用いられるもので、効能はさまざま。
そのよもぎを難消化性デキストリンと組み合わせたのが粉末飲料の「よもぎ生活」。
糖の吸収を抑える効果があるのだという。
最初に飲んだ際、私が幼少の頃のことを思い出してしまった。
おばあちゃんがヤカンいっぱいに作っていたドクダミ茶である。
決して、美味しいからたくさん飲みたいというものでは無いが、身体には良さそうな味。
昔の人は「身体に良さそう」という感覚を頼りに、より良いものを選び大切にしてきたのかもしれない。科学的な分析技術が向上してきた今でも、
身体に良いものが昔と変わらないというのは、少し不思議な気分である。
現在は落ち着いてはいるものの、食事制限を始めた頃は
低血糖に陥りやすく起き上がれないほど苦しかったことがあった。
その際は、血糖値を逆に上げてあげることで落ち着くのだが、
その際使用しているのが飴玉なのだ。
普段は100円ショップに売っているフルーツ系の飴なのだが、
娘がちょっとした高級品らしきものを持ってきてくれた。
それが伊藤久右衛門の抹茶飴である。

子供が食べるような包装のものでは無く、
堅物の私が愛用しても違和感の無いものを差し入れてくれたのだ。
「まげわっぱ」に収められた淡い緑色の球体。
日本人というのは美の追求という面では手抜きが無い。
いや、ひと時気が抜けた時代があったのだが、
今は本物しか残れない時代になった・・・ということなのだろうか。
娘が持ってきたからでは無く、純粋にお薦めできる逸品だ。